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033. 手役から待ちを考える

相手からポンやチーなどの仕掛けが入ったときに、何でも捨てていては振り込むことが増えてしまいます。

やはり、仕掛けが入ったときは、気を付ける方が良いでしょう。

しかし、相手の仕掛けを恐がらなくても良い場合もあるのです。

それは、「これならロンされない、又はロンと言われても安いと分かる場合」です。

例えば、相手が図1のように鳴いていたとしましょう。

図1

裏裏裏裏裏裏裏  9筒横7筒8筒  2索横1索3索  ドラ 6索

狙いは、ジュンチャンかチャンタといったところでしょうか。

2枚以上出ていない字牌や、1〜3、7〜9の数字の牌は捨てにくくなってきました。

ただちょっと考えてみますと、図1の手牌は、ドラが6索なので、子なら高くてもジュンチャン・サンショクの3900点です。

生牌(ションパイ・場に一枚も出ていない牌)の役牌でロンされた場合、チャンタ・役牌で2000点。

オタ風(他人の風牌)の場合は、チャンタのみ1000点の可能性もあります。

それならば、自分の手がある程度整っていれば、オタ風や役牌の1つくらいは勝負しても良さそうです。

自分がリーチをすれば、手牌が7枚しかない図1の相手は守りにくいでしょうから、ロンアガリも期待できます。

また、図1の仕掛けをされたときに場をよく見ると、安全そうな牌がさらに見つかることもあります。

例えば、(場に出ている牌と自分の手牌を合わせて)1筒が4枚とも見えた場合、1筒が無いので、相手が1筒2筒1筒3筒と待つことはできませんね。

つまり、チャンタなら2筒3筒は安全なのです。

さらに、1筒2筒3筒というシュンツができないので、〈123〉のサンショクも無いことが分かります。

つまり、1万2万3万1索2索3索でロンをされても、ジュンチャンのみかチャンタ・役牌であることも分かってしまうのです。(役牌暗刻でドラ2やドラ3の場合を除く)

■仕掛けによっては、振り込んでも安いと分かる場合があります。

■4枚切れの牌から安全牌が増えることもあります。

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