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076. リーチ後・同巡内のフリテン

フリテンには3通りあります。

1つは前回お話しした、自分でアガリ牌を捨てているときのフリテン(075.フリテンについて)。

あと2つが、今日の“リーチ後のフリテン”と“同巡内フリテン”です。

それぞれ、図1を使って見ていきましょう。

図1

2万3万2筒3筒4筒7筒7筒2索3索4索6索6索6索  ドラ 西

“リーチ後のフリテン”とは、「リーチをした後にアガリ牌を見逃したら、その後は一切ロンアガリができなくなる(フリテンと同じ扱いになる)」という約束です。

図1の手牌でリーチをしたとしましょう。

ここで1万を捨てられて見逃した場合、リーチ後にアガリ牌を見逃したのですから、その後は一切(4万でも)ロンアガリできません。

ツモアガリに期待することになります。

続いて“同巡内フリテン”。

これは「リーチをしていないときに、アガリ牌を見逃したら、自分が1回捨て牌をするまでは、一切ロンアガリができなくなる(フリテンと同じ扱いになる)」という約束です。

図1で、今度はリーチをしていないとしましょう。

ここで、先に1万を捨てられました。役が無いのでアガれません。

そして、自分が1回捨て牌をする前に4万を捨てられました。

これは同巡内フリテンなので、ロンできないのです。

フリテンに役の有る無しは関係ありませんでしたね。(075.フリテンについて

以上2つは、実は「手替りの可能性がないうちは、ロンアガリの選択はできない」という約束を、リーチの有り無しで分けて言っているのです。

リーチをすれば、アガリ牌以外は全て捨てなくてはならないので、手替りの可能性はゼロ。

そのため、リーチ後に1回見逃したら、後は一切ロンアガリができなくなるのです。

リーチをしていない場合なら、(ツモったり、ポン・チーなどをして)1回捨て牌をすれば、手を替えることができます。

そのため、その後はロンアガリできるようになるのです。

ここで、手替わりの「可能性」と言ったのは、実際手が替わったかどうかは、手出しかツモ切りかを見ていなくてはなりません。

しかも、例えツモ切りだったとしても、「いや手出しだったよ」と言われてしまえば水掛け論になってしまいます。

そのため、手替わりの可能性があれば、実際に手が替わったかどうかに関係なく、ロンアガリの選択をできるようにしたのです。

■フリテンに役の有る無しは関係ありません。

■手替りの可能性が無いとロンアガリの選択はできません。

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